Holy Warrior HWUD Sight HWO-SZ1 HUD ドットサイト 取扱説明書

Holy Warrior HWUD Sight HWO-SZ1 HUD ドットサイト 取扱説明書
Holy Warrior HWUD Sight HWO-SZ1 HUD ドットサイト 取扱説明書
 

Holy Warrior HWUD Sight HWO-SZ1 HUD ドットサイト の使用方法を解説。ユーザーマニュアルとしてお読みください

現代戦では作戦本部と戦闘車両を繋ぐ指揮統制システムが普及していたり、アメリカ軍においては個々の兵士の照準器さえもデバイス化させる試験運用がはじまっている昨今。そんなライフル搭載型の照準デバイスを彷彿とさせる多機能なドットサイトがHoly Warriorから登場しました。その名も HWUD Sight HWO-SZ1

HWO-SZ1 は戦闘機などに搭載されるHUD(ヘッドアップディスプレイ)を参考に考案され、レティクル以外にもジャイロセンサーによる角度や、コンパス、温度、距離測基準、バッテリー残量など様々な情報をユーザーの視界に映し出します。

HWO-SZ1 はサバゲープレイヤーに役立つ情報を提供してくれる反面、複雑な操作・画面構成となります。しかし、付属する説明書が中国語と英語のみとなり、日本人にとってはあまりユーザーフレンドリーではありません。そこで、 HWO-SZ1 のマニュアルを翻訳しつつスタッフが実際に操作したうえで詳しい使用方法を解説したいと思います。

 

HWO-SZ1 ユーザーマニュアル:目次

製品概要
バッテリー
エアガン本体への取付
電源のON/OFF
画面表示切替と各照準モードの説明
 モーションモード
 レンジモード
 クラシックモード
設定画面の説明
輝度調整
コンパス機能と補正方法
 コンパスのキャリブレーション
レンズカバー
注意事項
商品のご案内
 諸元
 その他スペック

 

製品概要

HWO-SZ1 は一般的なドットサイトと同じようなデザイン、サイズ、投影方式を持ちながら、ユーザーの視界に照準だけでなく様々な環境情報を付加するマルチインフォメーションデバイスです。

各操作ボタンやパーツの配置を下記図の通りとなります。

HWO-SZ1 概要

パワーボタン
電源のON/OFFのほか、電源ON時にモードの切り替えを行うボタンです。

設定ボタン
各モードにおいて、設定を変更する際に使用します。モードにより設定できる項目が異なります。詳細は画面表示切替と各照準モードの説明設定画面の説明コンパスのキャリブレーションの説明をご覧ください。

アジャストボタン
基本的にはディスプレイの輝度調整に使用しますが、設定画面では各項目の変更ボタンとしても使用します。

 

バッテリー

本製品はCR123Aリチウムバッテリー(別売)1本にて動作します。バッテリーの出し入れは本体右側のキャップを緩めて行い、必ずプラス極が奥、マイナス極が手前になるように挿入してください。防水性能を維持するため、キャップは必ず最後まで締め込んでください。キャップのOリングは外さないようにしてください。

電圧は3Vと3.7Vの2タイプに対応していますが、ディスプレイ上のバッテリー残量を正しく表示するには3Vと3.7Vで設定を切り替える必要があります。

バッテリー電圧の切り替え方

HWO-SZ1 バッテリーセット方法

 

エアガン本体への取付

本製品のマウントはピカティニーレールに搭載が可能です。ロック機構付きのクイックリリースレバーにてエアガンへの脱着を行ってください。

レバーを解放する場合はロック解除ボタンを押しながらレバーを手前に引いてください。ピカティニーレールに搭載後、レバーを元に戻すと自動的にロックが掛かります。

HWO-SZ1 クイックリリースレバー

ピカティニーレールへのフィッティングは本体右側のアジャストノブで調整が可能です。ピカティニーレールに搭載時、レバーが固くて戻らない場合はアジャストノブを反時計回りに緩めてください。レバーを戻してもレールと本機の間にガタがある場合は、アジャストノブを時計回りに締めて安定するようにしてください。

アジャストノブはラッチに対し回転防止加工されています。アジャストノブを調整する際は、クイックリリースレバーを起こしてラッチを押し込みながらノブを回転させてください。

HWO-SZ1 アジャストノブ

 

電源のON/OFF

電源をONにする場合は、本体右側の「パワーボタン」を押してください。起動画面が表示されたあと、メイン画面に移行します。

電源をOFFにする場合は「パワーボタン」を2秒以上長押ししてください。シャットダウン画面が表示されたのち、画面が消灯します。

HWO-SZ1 パワーボタン

本製品は15分間静止状態が続くと省電力モードに移行し、動作を検知すると自動でディスプレイが復帰します。ただし、省電力モードであっても電力を消費し続けるため、本体・バッテリー保護のため使用後は必ず電源をOFFにしてください。

 

画面表示切替と各照準モードの説明

「パワーボタン」は電源ONの時、プッシュ操作にて照準モード切替ボタンとして使用します。パワーボタンを押すたびに、3つのモードに画面が切替ります。

HWO-SZ1 モード切替ボタン

①モーションモード
ジャイロセンサーによる角度表示を行うモードです。コンパス、温度、電池残量の表示はレンジモードと共通となります。
電源ON直後はこのモードが表示されます。

②レンジモード
ターゲットの高さを設定することでスケールにより距離測定が行えるモードです。コンパス、温度、電池残量の表示はモーションモードと共通となります。

③クラシックモード
レティクルのみを表示するモード。他のモードよりも輝度を上げることができるため、周囲が明るく表示が見づらい場合にお薦めします。

 

モーションモード

モーションモードでは、画面の左端にピッチ角(銃身の上下の傾き)とインジケーター、下端にロール角(エアガンの左右の傾き)とインジケーターが表示されます。本機にはジャイロセンサーが搭載されているためエアガンの傾きを検知することが可能で、BB弾に正しくホップ回転が掛かる状態の基準を得ることが可能です。

また、シューティングレンジではエアガンを水平に保つことで、最適なホップ回転量を導き出すことに寄与します。

HWO-SZ1 モーションモード

エアガンのピッチ角とロール角

 

レンジモード

レンジモードでは、基準とするターゲットの高さを設定する事でそのターゲットまでの距離を測定できます。ターゲット高(TH)は画面右下にメートルで表示されています。

HWO-SZ1 レンジモード

例えば、ターゲット高が1.7mに設定されている場合、身長170cmのプレイヤーの足元に画面下端の基準線を合わせ、頭の位置と画面左端のインジケーターを比較します。プレイヤーの頭の位置がインジケーターで27の位置にあれば、それはターゲットまでの距離が27mであることを示します。

フィールド内であれば距離測定ができ、ご自身のエアガンで狙える距離かが判断できます。シューティングレンジでも、何mの着弾点にレティクルを合わせるかゼロインの上下調整の際に役立ちます。

HWO-SZ1 距離測定方法

レンジモード時、設定ボタンを押すとターゲット高(TH)表示が下端中央に移動し、ターゲット高の変更が行えます。ターゲット高は0.2m~2.0mの範囲で設定でき、アジャストボタンの上下を押して0.1m単位で変更します。指定したターゲット高に連動して、左端のインジケーターの数値が変化します。再度設定ボタンを押すとターゲット高(TH)表示が右端に移動し、アジャストボタンが輝度調整に戻ります。

HWO-SZ1 ターゲット高変更

レンジモードでは設定ボタンがターゲット高の変更に使用されるため、後半で説明する設定画面が使用できません。別のモードに切り替えてから設定変更を行ってください。

 

クラシックモード

クラシックモードではレティクル以外の全ての表示が消え、レティクルが他のモードよりも明るく表示されます。輝度の段階は変わらず1~8段階の設定が引き継がれ、明るさが底上げされるかたちになります。

射撃に集中したい場合や、他のモードではレティクルが見にくい場合にご使用ください。

クラシックモード

 

設定画面

モーションモード、またはクラシックモード時、設定ボタンを押すとレティクルのゼロイン調整やデザイン変更、使用バッテリー電圧の切り替えが行えます。調整項目は設定ボタンを押す度に以下の順で切り替わります。
①レティクル ゼロイン調整:上下
②レティクル ゼロイン調整:左右
③レティクル デザイン変更
④バッテリー電圧切り替え

それぞれの項目の調整・変更・切り替えはアジャストボタンで行います。続けて別の項目を調整・変更する場合は設定ボタンを押して切り替えてください。パワーボタンを押すと、設定を保存し元の画面に戻ります。

HWO-SZ1 設定画面

ゼロイン調整は上下左右それぞれ-8~+8まで、17段階にレティクルが調整できます。1クリックあたりの移動量は以下になります。

距離 10m 20m 30m 40m 50m
1クリック移動量 2.3cm 4.6cm 6.9cm 9.2cm 11.5cm

※1クリックで約8MOAの移動量となります。
 
バッテリー電圧については、ご使用のCR123Aリチウムバッテリーに表記される電圧3.0Vまたは3.7Vに合わせて設定を変更してください。電圧が3.0Vまたは3.7Vとは異なるバッテリーの場合、電池残量が正しく表示されない場合があります。

ここでの設定は全モードで共通に反映されます。また、レンジモード時は設定ボタンでターゲット高を変更するため、この設定変更ができません。別のモードに切り替えてから設定変更を行ってください。

 

輝度調整

各照準モード時、アジャストボタンを押すと輝度調整が可能です。輝度は8段階に調整でき、最大時または最小時にアジャストボタンを押すと表示が一瞬消え、それ以上調整できないことを示します。長押しで連続的に輝度を上下させることも可能です。レンジモード時は、ターゲット高表示が右端にあるときに操作してください。

HWO-SZ1 輝度調整

 

コンパス機能と補正方法

本製品は、モーションモードまたはレンジモード時、画面右上に方角が、その下にコンパスが表示されます。コンパスは北を0度とし、東に向くにつれ数値が上昇。0°~359°の表記で方向を表示します。

HWO-SZ1 コンパス表示

コンパスのキャリブレーション

コンパスセンサーは周囲の磁場環境に影響され、方向が正しく表示されなくなる場合があります。その場合はキャリブレーションを行ってください。

モーションモードまたはクラシックモード時に設定ボタンを5秒以上長押しすると「horizontal rotation」と表示されますので、ボタンから指を離したあと本体を水平に3周回転させます。設定ボタンをもう一度押すとキャリブレーションは完了です。

HWO-SZ1 コンパスキャリブレーション

※周囲に電子機器があるとコンパスが正しく機能しません。ご自宅などで確認する際は、テレビ等の家電製品やPCなどから離れてご使用ください。

 

レンズカバー

本製品には、レンズを被弾から守るためのレンズカバーが付属します。クリア、またはダークのレンズカバーをラバー製のスペーサーにはめ込み、本体レンズ前面に装着してください。晴天時や壁・障害物が白い場合などではダークを使用することで画面表示が見やすくなります。

HWO-SZ1 レンズカバー

 

注意事項

①本製品を長時間、高温、低温、強い紫外線環境下に置かないようご注意ください。破損の原因となります。
②本製品はIP67相当の防水性を有しますが、30分以上水に浸さないようご注意ください。内部に浸水し故障の原因となります。
③コンパスセンサー保護のため、強い磁気のある場所に保管しないでください。
④レンズが汚れた際は、エアダスターやブラシ等で埃や砂を払い、眼鏡拭きなどのクリーニングクロスで優しく拭いてください。そのまま拭いたり、固い布やティッシュなどを使用すると傷が付く場合があります。
⑤長期間ご使用にならない場合はバッテリーを抜いてください。
⑥分解・改造は行わないでください。
⑦同梱される説明書は海外仕様の内容となり、同梱物や保証内容について日本仕様と異なる場合があります。

 

商品のご案内

HOLY WARRIOR HWUD Sight HWO-SZ1 HUD ドットサイト 商品ページ

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諸元

    全長:75mm
    全幅:52mm
    全高:50mm
       34mm レールトップからレンズ中央まで
レンズサイズ:35×25mm
    重量:200g
    材質:アルミニウム合金

その他スペック

 ディスプレイタイプ:OLED(有機EL)
  ピッチ角表示範囲:±90°
  ロール角表示範囲:±90°
ディスプレイ稼働温度:-40℃~60℃
    本体稼働温度:-40℃~65℃
      保管温度:-45℃~70℃
      防水性能:IP67
      防曇性能:窒素充填
     レティクル:12種
           上下17段階に位置調整可
           (±60MOA相当)
   使用バッテリー:CR123A×1(別売)
    連続稼働時間:最大200時間
    省電力モード:15分間の静止状態でON
           動作検知で自動OFF
      輝度調整:8段階
           クラシックモードは輝度強
      マウント:20mmピカティニーレール対応
           アジャスター微調整可
       付属品:専用レンズカバー
           ・クリア
           ・ダーク
           ・ラバースペーサー
           マニュアル